テレビ局のイベント
の裏側
の裏側
どんなスタッフが
働いてるの?
働いてるの?
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イベントプロデューサーイベントプロデューサーは、どんなイベントを行うか企画を練り、開催したイベントの会場で多くのスタッフたちに指示を出してイベントを作る仕事です。東京などで人気の美術展やグルメイベントを福島県内でも開催できないか検討したり、全く新しいイベントを立ち上げたりします。
どこでイベントを行うか会場選びや関係する会社の交渉を行うだけでなく、イベントのスケジュールを決め、看板やチラシなど広報物のデザインやPR方法をスタッフと相談しながら決めていきます。
イベント中は、雨や強い風など悪天候でのトラブルに対応や出店している会社の管理、スタッフたちの体調管理など、全体を把握しながら指示を出す総監督の役割を担います。イベントプロデューサーに聞いてみた
Q この仕事のおもしろいところは?
なかなか思った通りに進まないことです。もちろん、さまざまな状況を想定して準備はしていきますが、イベントはたくさんの関係者が力を合わせて作っています。お店を出す人、テントを建てる人、電気や水道やガスを工事する会社、デザイン会社、アルバイトスタッフ、そしてイベントに来てくれたみなさんも含めてです。とても多くの人数が関わると、どうしてもハプニングや予定が変更になることがでてきます。それらをうまく調整しながらイベントを終えられたときは、とても達成感があります。
イベントで机といすを置く場所や看板を設置する場所が少し違うだけで、会場での過ごしやすさが全然違います。不思議なことに、看板をお客さんのすぐ近くに設置していても「このお店はどこにありますか?」と聞かれることもあります。目立つ場所に置いたつもりで、その付近を歩いているときはちょうど反対側を見ているので、その看板や商品は見えていないということも起こるのです。会場の作りは奥が深く、開催中に少しずつ置く場所を変えながら試行錯誤することもあります。
Q いつも意識していることは何?
どんなイベントをすれば、参加した方に安全に楽しく過ごしてもらえるかを意識しています。内容はもちろんですが会場の飾りつけによっても印象がかわります。そのために、別のところで開かれているイベントを視察して勉強したり、今どんなものが流行しているかチェックしたりして、イベントの企画作りに生かしています。
Q イベントプロデューサーとしてうれしいと感じるときはどんなとき?
たくさんのお客さんがきてくれて楽しそうに過ごしている姿を見たときや「おもしろかった」「おいしかった」という声をいただくときです。直接言っていただいたらもちろんですが、すれ違ったときにそういう話が聞こえてくると、とてもありがたいなと思っています。イベントの準備期間はとても地道な作業が多いですが、その分、来てくれた人が笑顔になってくれるとうれしいです。Q 学校でイベントを行うときのアドバイスをください
どんなときに楽しいと感じたか、おもしろいと感じたか、そういう気持ちを自分の中で持っておくことが、イベントを企画するときのアイディアになります。そして、イベントを行うときに大切なのが、何を目的に行うかです。テレビ局のイベントは「いま流行しているから」という理由だけではなく、それを行うと福島県にとってどんな良い効果があるかを考えています。
Q みなさんへメッセージ
イベントは実はみなさんの周りにもたくさんあります。家族や友達に祝ってもらった誕生会や地域のお祭りなどもそうですよね。そのときの楽しかった思い出やうれしかった気持ちがイベントの原動力になります。自分だけではなくまわりにいるたくさんの人に楽しい思い出を作ってあげたい、うれしい気持ちになって欲しいという願いがイベントという形になると思います。みなさんも、いつか自分のまわりにいる人が楽しめるような企画を考えられたら素敵なことだと思います