イベントを開かい催さいするときに最さい初しょに行うことは「いつ」「どこで」「どんな」イベントを「なぜ」開催するのかを考えて企き画かく書しょすることです。会場は空いているのか、似たようなイベントはないか、費ひ用ようはどのくらいかかるか、出しゅつ演えん者しゃや出しゅっ店てん者しゃはどの人やどの会社にするのかなどさまざまなことを考えます。そして、それらすべてが実じつ現げんできるかを調べ、まとまったアイディアを企画書としてまとめていきます。
イベントは、テレビ局だけで行うことはありません。ステージを作ってくれる会社のスタッフやタレントを派は遣けんしてくれる会社のスタッフたちなどさまざまな人たちに協きょう力りょくしてもらわなくてはいけません。そのためイベントの内ない容ようをしっかりと理り解かいしてもらい気持ちよく協力してもらうために、企画書は誰だれにでもわかりやすく、そして、熱ねつ意いが伝わるように書くことがとても重じゅう要ようです。

イベントの仕し事ごとは、広こう報ほうで決きまるとも言われています。
多くの人にイベントが開かれることを知ってもらえるように、テレビ番組で紹しょう介かいしたりCMで宣せん伝でんします。また、新しん聞ぶんや雑ざっ誌し、インターネットに広告を出したり街まちなかにポスターやチラシを貼はったり、あらゆる方法を使って宣伝します。宣伝の方法はイベントの内容に合わせて考えますが、イベントの魅み力りょくをどのように伝えるかを考えるのが大切です。宣伝に使う1枚の写真を撮さつ影えいするために遠い場所まで出かけることもあります。

例えば、グルメイベントの場合、お客さまやお店の人が使うイスやテーブルをどのくらい準じゅん備びするのかを業ぎょう者しゃの人と話し合い、お店のみなさんが食べ物を調ちょう理りするのにどんな道どう具ぐを使うのかなどあらかじめ打ち合わせをして、保ほ健けん所じょや消しょう防ぼう署しょに連れん絡らくをします。
音楽コンサートの場合は、使う楽がっ器きの準じゅん備びや音おん響きょう設せつ備びの手て配はいなどが必ひつ要ようです。そのほかにもお客さまの安あん全ぜんを守るために警けい備び員いんをお願ねがいしたり救きゅう護ご用ようのグッズをそろえたりと、あらゆることを決めてイベント当日のために準備していきます。

イベントで何よりも大事なことは、安あん心しん安あん全ぜんにイベントが終しゅう了りょうすることです。
どんなに楽しいイベントであっても、大きなトラブルがあったら、それはいいイベントとは言えません。体たい調ちょうが悪くなってしまった人がいたら...、不ふ審しん者しゃがきたら...、 雨や雷に襲おそわれてしまったら...、火事が起きてしまったら...。当日は万が一のことにも対たい応おうできるよう、常つねに周しゅう囲いに目を配っています。
また、お客様やお店のみなさんとコミュニケーションをとりながら、イベントの期き間かん中ちゅうであっても、もっとより良くできるところはないか考え、できることはすぐに対たい応おうしていきます。