世界でココだけ！福島に「葉っぱ切り絵（リーフアート）」美術館が誕生！葉っぱの上に広がるストーリーに心温まる…

Chu! PRESS

2024.07.12

#葉っぱ切り絵

#リーフアート

アリがスプーンを担いで、カメレオンにスイカを分け与えている様子が描かれている切り絵。「まんまるスイカさん、お裾分けありがとう！」というタイトルが付けられた、かわいらしくて温かな作品だ。

1枚の葉っぱから生まれた世界

これが描写されている素材は、私たちの身の周りにある葉っぱ！葉っぱに細かい切り絵がされた「葉っぱ切り絵（リーフアート）」という作品で、今、世界中で注目されているアートだ。

福島交通飯坂線「花水坂駅」から徒歩1分

このアート作品のミュージアムが、6月28日に福島市飯坂町にオープン！それが「福島片岡鶴太郎美術庭園」の庭園内にある「リト・リーフアート・ミュージアム福島」だ。世界でココだけの「葉っぱ切り絵（リーフアート）」美術館が、福島県に誕生したことになる。

完成直後に撮られた写真

館内には48作品が展示されていて、こちらのゾーンは「生物・動物」がテーマ。

「お母さん、頑張りすぎないでね」というタイトルの作品は、ウサギの親子が描かれていて、ミシンに向かって作業する母ウサギを、子ウサギが見守っている。外には星や月が浮かぶ…母ウサギは、夜なべをしながらがんばって作業しているのかもしれない。

葉っぱは、緑色から褐色に

写真は、作品の完成直後に撮られたもの。撮る場所や時間帯は、作品をイメージしたものになっている。一方、作品そのものは、時の流れと共に葉っぱが枯れて褐色に。この時間の変化がもたらす雰囲気も、魅力の一つだ。

作品ごとのアイデアも素敵

続いての作品は、「ボクのアートギャラリーへようこそ！」というタイトル。作品の雰囲気やイメージに合わせて使う葉っぱを変えているが、こちらは縦長の葉っぱを使って2階建てのギャラリーを表現している。なかには、ムンクの「叫び」や葛飾北斎の「富嶽三十六景」のような絵も。とても遊び心のある作品だ。

1枚の不思議な葉っぱに出会い、魅了された

この「葉っぱ切り絵（リーフアート）」を創造し、世界中に感動を与えたのが、「葉っぱ切り絵（リーフアート）」アーティストのリトさん。4年前からこの制作を始め、ほぼ毎日1つの作品を作って自身のSNSに投稿している。

小さな葉っぱの上に広がる世界を創造する

「一枚の葉っぱの上に広がる、優しくてどこかユーモラスな世界。そこで暮らす様々な生き物たちのストーリーをみなさんと一緒に楽しめたら嬉しいです」と語るリトさん。

SNSの画像だけではなかなか伝わらない、繊細な描写の数々…世界でココだけの美術館では、それらを目の当たりにし、作品一つひとつに込められているストーリーに想いを馳せることができる。

ぜひ直接見たい美しさ

「星座」がテーマのゾーンには、12星座の作品が並ぶ。こちらのモチーフは「みずがめ座」。みずがめにカエルがぶら下がっていたり、水の中に星が散りばめられていたり…写真の奥の夕日も相まって美しい作品に仕上がっている。

1枚1枚、テーマや動物たちが異なり、葉っぱの雰囲気も違ってくる。ぜひ、自分の星座を探してみたい。

今にも動き出しそうな動物たち

隣には「お誕生日」ゾーンも。8月はヒマワリ、10月はハロウィンなど、月ごとにさまざまなデザインが楽しめる。

オープン初日から、たくさんのお客さんが来場している世界でココだけの美術館。葉っぱというキャンバスだからこそ描ける世界には、1枚1枚に心温まるストーリーがある。「この子はどこに行くのかな？この子とこの子は、どんな話をしているのかな？」などと想像しながら、じっくり鑑賞してみたい。

Chu!PRESS編集部

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