福島中央テレビ

福島第一原発の事故に伴う除染作業で出た土いわゆる“除染土”が再生利用に向けて首相官邸へ運び込まれました。

東京電力福島第一原発の事故に伴う除染作業で出た土、いわゆる“除染土。

大熊町と双葉町にまたがる中間貯蔵施設に保管されていて、その量は東京ドーム約11杯分にのぼり2045年3月までに県外で最終処分することが法律で定められています。

放射性物質の濃度が低い土は、道路の盛り土などで再生利用する方針ですが、その安全性を確認する実証事業を巡っては首都圏で住民らの反対もあり話は進んでおらず、全国的な理解醸成が課題となっています。

この除染土の再生利用が首相官邸の前庭で行われることが決まり、19日に首相官邸に運び込まれました。

計画では、60センチほどの高さの除染土に、20センチほどの通常の土をかぶせ使用します。

環境省によりますと、19日中間貯蔵施設から運び出された除染土は約2立方メートル、放射線量は1キログラム当たり6400ベクレルで、基準の8000ベクレルを下回っているということです。

実証事業をのぞく、除染土の正式な再生利用は、今回が初めてです。

映画の世界を体感できる注目の展覧会が19日、開幕しました。

県立美術館で開幕したのは「金曜ロードショーとジブリ展」です。

会場では、歴代のジブリ作品の資料などが公開順に展示されているほか、「風の谷のナウシカ」など、映画の世界を楽しめるコーナーが並んでいます。

ポスターの中に入り込んで主人公のように撮影できるフォトスポットもあり、初日から多くの人が訪れました。

訪れた親子「作品の中に自分が入り込んだような体験ができて良かった」

訪れた親子「迫力がすごくて、思ったよりすごくて、子どもも楽しめたのですごく良かった」

ジブリ作品の魅力が満喫できる「金曜ロードショーとジブリ展」は、9月28日まで開催されます。

夏休み初日の19日、いわき市にある4か所の海水浴場が一斉に海開きをしました。

いわき市の薄磯海水浴場では、地元の高校生たちがフラダンスを披露したあと、関係者らが海開きを祝い、期間中の安全を祈願しました。

いわき市で海水浴場が開設されるのは、去年と同じ「久之浜・波立」、「四倉」、「薄磯」、「勿来」の4か所です。

夏休み初日の19日は、海開きを待ち望んでいた家族連れなどが水の感触を楽しんでいました。

地元高校生「海の魅力…この白い波と砂浜ですね」

地元高校生「（今年は）全力で泳ぎたいです」

いわき市の海水浴場は、お盆すぎの8月17日（日）まで開設されるということです。

7月20日投開票の参議院選挙で、福島県内では、18日までに38万人あまりが期日前投票をしました。

県選挙管理委員会によりますと、18日までに38万2391人が期日前投票を済ませました。

前回3年前の参院選の同じ時期と比べて、約3割増えています。

福島選挙区には5人が立候補していて、20日投開票で、19日まで期日前投票できます。