2月末までしか見られない自然の絶景！冬の飯坂で目の当たりにしたい、美しい「氷の神殿」

Chu! PRESS

2023.02.21

#氷の神殿

#飯坂

温泉のニオイが漂う福島市の飯坂温泉駅にやって来たのは、福島県出身のお笑い芸人ドリルフィンフィンズ。今回、彼らが体験リポートをしに向かう場所とは…？

会津出身の芸人2人が福島市へ

それを教えてくれたのは、いいざかサポーターズクラブの佐藤耕平さんだ。

飯坂温泉の観光やアウトドアはおまかせ！

福島と米沢を結ぶ旧街道「万世大路（ばんせいたいろ）」。そこをスノーシュー（かんじき）を履いて雪山トレッキングするというもの。

防寒対策もバッチリして、いざ出発地点へ。
福島県と山形県の県境である国道13号東栗子トンネル付近から、旧街道の「二ツ小屋隧道（ふたつごやずいどう）」まで、約1.5キロメートルの道のりだ。

冬季限定の雪山トレッキングのコース

まずは、スノーシューと一緒に身体を支えるトレッキングポール（杖）をレンタル。このほか、ヘルメットも借りることができる。

スノーシューを履いて雪の上を歩くと、異次元の感覚が味わえる！

ガイドさんが一緒に歩いてくれるから安心！

ここで、「スノーシューの形が髙橋の顔みたい！」と相方の金成からツッコミが…

似てる？似てない？笑

ガイドをしてくれる佐藤さんも「どっちがどっちかわからない…」とボケ倒すなど、出発から楽しいロケになりそうな予感!?

では、いざ出発〜！東栗子トンネル付近から、雪が降り積もった脇道へ。

履き方から歩き方まで、佐藤さんがしっかりレクチャーしてくれる！

雪の上を歩きやすくしてくれるスノーシュー。「一生懸命歩くと体力を消耗してしまうので、足を滑らせる感じで歩くのが良い」と、佐藤さんからのアドバイスも！
景色を楽しみながら緩やかな上り坂を歩いていると、早速見慣れない光景が…

トラックの下半分は、すっぽり雪の中に…

なんと、雪にすっかり埋もれてしまったトラック！
旧街道を復活させようと活動している団体が夏に使っている作業用のもので、まさに冬眠状態になっていた。

ここを過ぎると、しばらく急な上り坂が続く。先頭を進む佐藤さんが「ゆっくりいきましょう！」と声がけしながら道を作ってくれるので、歩きやすく頼もしい！
しかし、後に続く会津っ子の2人。幼い頃から雪に慣れているはずが…

なかなかスムーズに起き上がれない…

転倒…！さすがに足に疲れが出始めたようなので、全体の道のりの半分くらい歩いたところで小休憩。
ロケに訪れた日は、佐藤さんもめずらしいと話すほど天候に恵まれた。思わず防寒着を脱いでしまうほどの暖かさ！

そして、残り半分の道のりを再度のぼって行くと、ぶつかったのは旧街道「万世大路」。昔の人が実際に使っていた道…1966年に現在の国道13号が開通した後に、廃道になった。

「なかなか険しい道だったと思う」と佐藤さんは話す

そんな歴史ロマンを感じているところ、佐藤さんから力の出る一言が！

ゴールが近づいてきた！

もう一段…足をぷるぷるさせながら、木々の間、道なき道をひたすら進む。そして撮影しながらのぼること約1時間30分、ようやく到着〜！

雪山をのぼってのぼってたどり着いたのは、古いトンネル

目的地の二ツ小屋隧道。隧道とは、トンネルのこと。明治時代に作られたこのトンネルの中に、冬場にしか見られない光景があるという。それが…

古いトンネルの風情、そして自然美

トンネルの上から下までつながった、大きな氷の柱！天上の裂け目から流れた雪解け水が、寒さで自然に凍り固まったものだ。その美しさから「氷の神殿」とも呼ばれている。

冬の飯坂でしか見られない、自然が生み出す美しさ

「あの坂のぼってきて良かった〜！」「価値ある！」と、ドリルフィンフィンズの2人も絶景に感動した様子。

そして、雪山で冷えきった&疲れきった身体を癒すために次に向かったのは、飯坂温泉にある「oncafe（オンカフェ）」。

飯坂温泉駅から徒歩5分。レトロモダンな雰囲気

ここで髙橋は大好物のスープカレー、金成はリンゴが入った期間限定のパスタをオーダー。

スパイスが効いてて「うめ〜！」

ガーリックの風味をリンゴがマイルド＆さっぱりに

お腹ペコペコだった2人は、食欲が止まらない〜あっという間に完食！「ごちそうさまでした〜」と声を揃えて言った後には、こんな要望も。

さらに癒し&温もりを求める2人

なんとカフェの目の前には、共同浴場の「鯖湖湯」が。雪山→おいしくて温かいご飯→温泉…最高の幸せ！

明治時代の共同湯を再現し、1993年に改築

…と、幸せ気分も束の間。ロケに訪れたこの日は、なんと定休日！
朝、飯坂温泉駅を訪れた時から温泉に入りたい欲があふれていたという2人…なんとも残念な結果に。

飯坂温泉には、無料で利用できる足湯が3か所ある

気を取り直して、飯坂温泉内にある足湯へ。全身温まるのには劣るが、これも十分気持ちいい！心も身体も満たされ、ハードな1日の良い締めくくりになった。

冬の飯坂でしか味わえない、古いトンネルの風情と自然美の融合。今後の天候や気温によって変わる場合もあるが、「氷の神殿」を目指す雪山トレッキングは2月末までの予定（金・土・日・月に実施）。ガイドさんの案内のもと雪山を散策して絶景を目の当たりにするのは、貴重な経験になりそうだ。

Chu!PRESS編集部

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