2025.02.20
with a camera in Iwaki city 2-2
波立寺の皆さんから「梅月の柏餅」を勧められた我々は、JR久ノ浜駅に程近い梅月に向かいます。すると私に気付いたお客さんから、声を掛けられます。同じいわき市内ながら、車で30分以上はかかる“梅月”にわざわざ小名浜から買いに来たというお客さんでした。
「ここの羊羹は、これまでの羊羹の概念を覆す美味しさです。アップルパイも美味しいんですよ。」
「ここの羊羹は、これまでの羊羹の概念を覆す美味しさです。アップルパイも美味しいんですよ。」
幟からも、柏餅推しなのが分かる。 |
小名浜から買いに来たというお客さん。住まいから片道30分以上かかる。 |
柏餅以外も美味しいようです。可愛い愛犬を撮影しようと近づくと
「ワンワンワンワン!」
と吠えられてしまいました。怖がらせてごめんね。貴重な情報、有難う御座います.
「ワンワンワンワン!」
と吠えられてしまいました。怖がらせてごめんね。貴重な情報、有難う御座います.
近づいたカメラに吠えるメイちゃん(10歳)。 |
離れたらワンちゃんも落ち着いた。 |
お邪魔すると、店内ではお客さんがひっきりなしにやってきては、柏餅をはじめとした和菓子を次々に買っていきます。「菓匠 梅月」は現在、5代目が切り盛りをしています。
「菓匠 梅月」の店内。 |
ショーケースの上に、かしわ餅(5個入り 750円・10個入り 1500円)が並ぶ。 |
人気のかしわ餅がこちら。しかも温かいのです。
「柏餅は年中通して売っています。出来立てを食べてもらいたいので、無くなりそうになると出来立てが並ぶように作っています。」
予約のお客さんには、来店時刻に合わせて出来上がるようにしているのだとか。
そのかしわ餅は特有の佳い香りがする一方、見た目はちょっと武骨な感じの、敢えて形を整えずに作ってある印象です。
「柏餅は年中通して売っています。出来立てを食べてもらいたいので、無くなりそうになると出来立てが並ぶように作っています。」
予約のお客さんには、来店時刻に合わせて出来上がるようにしているのだとか。
そのかしわ餅は特有の佳い香りがする一方、見た目はちょっと武骨な感じの、敢えて形を整えずに作ってある印象です。
柏の葉をむいて見せて下さった上… |
「切りましょうか?」と断面も見せて下さった。 |
「いまの店主の先々代が農家の女性から作り方を教わったかしわ餅で、地元の味なんです。」
それで手作り感溢れる形なんですね。
食べると、餅は出来立てのせいか柔らかめ、でもよく伸びます。そして中の餡子がびっしり詰まっていて、しっとりした舌触りから丁度良い甘さが感じられ、結構ボリュームがありながらぺろっと行けちゃう美味しさです。
それで手作り感溢れる形なんですね。
食べると、餅は出来立てのせいか柔らかめ、でもよく伸びます。そして中の餡子がびっしり詰まっていて、しっとりした舌触りから丁度良い甘さが感じられ、結構ボリュームがありながらぺろっと行けちゃう美味しさです。
こちらが、かしわ餅(5個入り)。 |
1個が大きめで、粒あんがたっぷり♪ |
そして小名浜から来たお客さんが勧めていたのは、馬方(うまかた)羊かん。
「何でも馬に荷を引かせて運ぶ馬方の人が、仕事の合間に食べていたので、その名前が付いたようです。」
「何でも馬に荷を引かせて運ぶ馬方の人が、仕事の合間に食べていたので、その名前が付いたようです。」
肉体労働をする馬方が好んだらしい。 |
「馬方羊かん」1個160円。5個入りは800円。 |
その羊羹は、豆入りなのです。
「金時豆が入っています。」
驚いたのは、その甘さ。結構控えめで、今までで食べた羊羹で最も甘さが抑えられた羊羹でした。その分小豆の美味しさを感じられ、そこに金時豆の風味と食感が入ります。
「暑い時期には傷みが早いので出せないんです。これからだと春先までですかね。」
「金時豆が入っています。」
驚いたのは、その甘さ。結構控えめで、今までで食べた羊羹で最も甘さが抑えられた羊羹でした。その分小豆の美味しさを感じられ、そこに金時豆の風味と食感が入ります。
「暑い時期には傷みが早いので出せないんです。これからだと春先までですかね。」
フィルムをむいた馬方羊かん。下に豆が並ぶ。 |
こちらが、羊羹に入っている金時豆。 |
因みに小名浜から来たお客さんが勧めていた「あっぷるパイ」はホールとハーフがあって、りんごが手に入る時期だけの限定品だそうです。
こちらがあっぷるパイ(ホール)。つやつやだ。 |
ハーフは1パック700円。 |
ほかにも売れ筋があって、取材途中に入ってきたこちらのお客さんは桜餅をご所望。
「売切れちゃったんですよ。」
との店員の対応に残念顔。
「売切れちゃったんですよ。」
との店員の対応に残念顔。
りんごが旬の時期のみの販売。 |
こちらは桜餅が欲しかったお客さん。昼前には売り切れてしまう。 |
更には外国人のお客さんも。関東に住んでいるフランス人で、
「弁天島に行きたくて、週末切符を買ってきました。」
どうもそのついでに寄ったようです。
「弁天島に行きたくて、週末切符を買ってきました。」
どうもそのついでに寄ったようです。
関東在住のフランス人も立ち寄る。 |
弁天島に行きたくて、いわきに足を延ばしたそう。 |
「香りが良い。全部食べたい。」
と流暢な日本語で話しながら、かしわ餅と、和三盆をかけた焼きドーナツを買っていきました。
と流暢な日本語で話しながら、かしわ餅と、和三盆をかけた焼きドーナツを買っていきました。
どれも美味しそうだと話していた。 |
ショーケースの後ろの壁には、ポスター? |
そんなこちらの店も、東日本大震災の時は津波の被害に遭いました。店内に飾ってあるのは、昔の宣伝ポスター。
「年末年始などに配っていたようです。こちらの店にあったものは津波で全部駄目になったんですが、ほかの方の蔵などにあったものを飾っています。」
「年末年始などに配っていたようです。こちらの店にあったものは津波で全部駄目になったんですが、ほかの方の蔵などにあったものを飾っています。」
昔は宣伝として、ポスターを家々に配っていたそう。 |
ハイカラでおしゃれなポスターだ。 |
「菓匠 梅月」は火曜定休、午後2時には閉まりますので、人気の和菓子は早め、もしくは予約をした方が確実です。(つづく)
朝は7時半から営業する。 |
県道395号にまたがる歩道橋を、JR久ノ浜駅側に入ってすぐ。 |
更には「菓匠 梅月」近くの商店街のイベントも、賑わいを見せていました。更にはなぜか自宅前で釣り糸を垂れる人も⁉
その3「商店街で見つけた魚の旨い店 & 魚を釣るのは好きだけど…」は、こちらをクリック。
その3「商店街で見つけた魚の旨い店 & 魚を釣るのは好きだけど…」は、こちらをクリック。
商店街ではイベントが。 |
自宅前で釣り糸を垂れる理由は? |
全文を読む