2025.01.23
with a camera in Aizubange Town 4-2
更に街中をぶらぶらしていると、歩道の除雪をしている男性が。
「通学路にもなっているし、家の車の出入りもあるから、除雪をしているんです。」
道路を挟んで反対側の土地(恐らく田畑か空地)に雪が飛んでいきます。
「それに犬の散歩もあるから、歩けるようにしておかないと。」
「通学路にもなっているし、家の車の出入りもあるから、除雪をしているんです。」
道路を挟んで反対側の土地(恐らく田畑か空地)に雪が飛んでいきます。
「それに犬の散歩もあるから、歩けるようにしておかないと。」
道路の反対側の空地?に雪を飛ばす男性。 |
通学路や愛犬の散歩道を除雪中。 |
愛犬を見せて頂こうと敷地にお邪魔すると、家の前には昔ながらのポストが⁉
「うちの郵便受けで、私の手作りなんです。」
しかも木製という事で、確かに郵便受けの中を覗いてみると、内側には木目が見えます。
「うちの郵便受けで、私の手作りなんです。」
しかも木製という事で、確かに郵便受けの中を覗いてみると、内側には木目が見えます。
自宅の敷地にポスト⁉ |
雪囲いされているが、自作の”郵便受け”だった。 |
なんで郵便受けを昔ながらのポストの形に?
「いや実は、父が郵便局に勤めていたものですから。」
お父様の思い出を形にしたのです。
「いや実は、父が郵便局に勤めていたものですから。」
お父様の思い出を形にしたのです。
投函口を覗くと… |
確かに木製の郵便受けだ(本物は鉄製)。 |
ただ今は普通の郵便受けを使っていて、先程のリアルポストには、「孫のおもちゃが入っている」そう。そんなご主人が、玄関にいる愛犬を紹介してくださいました。柴犬のこむぎちゃん(13歳)です。愛らしいこむぎちゃんは後程たっぷりご覧頂くとして、びっくりしたのは奥に見える柱です。
玄関の左に、”正式な”?郵便受けが。 |
こむぎちゃん、登場♪ |
「下に水晶を埋め込んであります。運気が上がるらしいです。」
家の中には立派な柱が。 |
運気が上がる柱だそう。 |
まさに大黒柱よろしく、立派な1本柱が天井まで伸びていました。
そんなご主人の趣味は「茸採り」。
そんなご主人の趣味は「茸採り」。
2階の天井を貫いていた。 |
旬には山へ茸採りに。 |
「ここら辺の山に登ります。地域の茸を採る方が年齢を重ねて、『自分は採りに行かないから』と出る場所を教えてもらっています。なめこ等を採って、缶詰にして子ども達に送っています。」
奥様も
「天然の茸は、美味しくて香りが強いです。」
みそ汁や鍋にして食卓にのぼるそうで、ご主人もご満悦です。
奥様も
「天然の茸は、美味しくて香りが強いです。」
みそ汁や鍋にして食卓にのぼるそうで、ご主人もご満悦です。
地区の人に、茸の場所を教わる。 |
天然物の茸に、奥様も料理の腕の揮い甲斐がある。 |
話を戻して、愛犬のこむぎちゃんです。ご主人曰く、
「内弁慶外地蔵で、よその人には吠えたりしないんですが、私達には強く出るんです。」
撫でても嫌がらないし、そんな感じに見えません。
「内弁慶外地蔵で、よその人には吠えたりしないんですが、私達には強く出るんです。」
撫でても嫌がらないし、そんな感じに見えません。
こむぎちゃんは「内弁慶外地蔵」。 |
普段はご主人様の愚痴を聞いてあげているそう。 |
そんなこむぎちゃんは、雪が大好き♪
「歌にある通り『犬は喜び、庭駆け回り』なんです。」
と奥様。
「歌にある通り『犬は喜び、庭駆け回り』なんです。」
と奥様。
雪の中に平気で入っていくこむぎちゃん。 |
顔を突っ込むのも厭わない。 |
家の中に戻そうとしますが、こういう時は内弁慶ぶりを発揮したこむぎちゃん、結局奥様と散歩に向かったのでした。ご協力有難う御座いました!
家族には意思を主張するこむぎちゃん。 |
ご夫婦にかわいがられている。 |
そして我々は町民に話を聞き、「こいしまんじゅう」を売っているのが「四季菓匠 長岡家(ながおかや)」と突き止めます。
ご主人の長岡さんに町民のお勧めで伺った旨話すと、取材自体はOKだったのですが、衝撃の事実が!
「『小石饅頭』は売り切れちゃったんです。」
ご主人の長岡さんに町民のお勧めで伺った旨話すと、取材自体はOKだったのですが、衝撃の事実が!
「『小石饅頭』は売り切れちゃったんです。」
こいしまんじゅうを売っている店を発見! |
ご主人曰く「売切れちゃった」 |
あらら、ショーケースの中の贈答用のところにも、ばら売りの所にも、「小石饅頭」は1個もありません。多い時には1日200個は売れるという看板商品の一つだそうですが、ここで新たな事実が!
ショーケースにも… |
ばら売りのケースにもない! |
「あと20分位で饅頭が冷めれば、午後の分を追加販売できます。」
ラッキー♪勿論、待たせて頂く事に。
ご主人で3代目だそうですが、お店は新しい感じがします。
ラッキー♪勿論、待たせて頂く事に。
ご主人で3代目だそうですが、お店は新しい感じがします。
午後の分が追加であるとの事。 |
店内は清潔で新しい感じ。 |
「ここで店を開いて10年になります。」
ここでとは?
「浪江町(なみえまち)から原発事故で避難をしてきたので…。」
浪江町は福島県の太平洋に面した町で、一時町内全域に避難指示が出されました(現在も一部で避難指示継続中)。ここで店を開こうと思ったのは、
「家族が会津坂下町の人と良好な関係が出来ていたので…。」
ここでとは?
「浪江町(なみえまち)から原発事故で避難をしてきたので…。」
浪江町は福島県の太平洋に面した町で、一時町内全域に避難指示が出されました(現在も一部で避難指示継続中)。ここで店を開こうと思ったのは、
「家族が会津坂下町の人と良好な関係が出来ていたので…。」
店を設計した方から、開店10周年を祝う胡蝶蘭が。 |
昼食などの準備をしていた奥様も登場。 |
地域に家族が馴染んだ事で、会津坂下町での再出発を決めました。ただ冬の雪片付けは体にこたえるようで
「腕がぱんぱんになります。」
「腕がぱんぱんになります。」
雪かきは大変なよう。 |
今年は雪が多く、店の前の雪かきも大変だったそう。 |
昭和3(1928)年に浪江町で創業、その期間を含めて97年となる、ほぼ老舗と言っても良い位の歴史を持つ和菓子店。「小石饅頭」を考えたのは、二代目だそう。
「父(二代目)が、石けりをやった頃を思い出すような、懐かしい味のお饅頭にしたいというところから、その名前を付けたと聞いています。」
そして三代目の奥さんも、小石饅頭が大好き。
「1個食べちゃうと、その次…と手が伸びるので、なるべく食べないようにしています。」
「父(二代目)が、石けりをやった頃を思い出すような、懐かしい味のお饅頭にしたいというところから、その名前を付けたと聞いています。」
そして三代目の奥さんも、小石饅頭が大好き。
「1個食べちゃうと、その次…と手が伸びるので、なるべく食べないようにしています。」
三代目は過去2年連続で和菓子業界の「最優秀技術会長賞」を受賞。 |
「小石饅頭」は三代目の奥様も大好き。 |
「お待たせしました~。」
店の奥から三代目が運んできたのが、待ってました!小石饅頭です!! ちょっと縦長の饅頭です。
店の奥から三代目が運んできたのが、待ってました!小石饅頭です!! ちょっと縦長の饅頭です。
午後の分、登場! |
これが小石饅頭。二口サイズといったところか。 |
まず食べる前の香りが良くて、皮には味噌が使われているので、その塩気とコクが、中の白あんとの相性がばっちり。皮ももちっとしていて、中の滑らかな癖のない白あんの甘さとともに皮の味噌の風味が口に広がります。二口位で食べられるので、三代目の奥さんがおっしゃるように次に手が伸びる気持ちが良く分かります。
割ると、中にたっぷりの白あんが。 |
自宅用ならばら売りが便利。1個120円。 |
またどら焼も店お勧めの一品。
「あんこは炊くところからうちでやっていますので。」
自慢のあんを楽しめます。
「あんこは炊くところからうちでやっていますので。」
自慢のあんを楽しめます。
こちらは贈答用の箱入り。 |
こちらは、小豆あんが楽しめる「どら焼」。 |
「四季菓匠 長岡家」は、JR只見線の会津坂下駅を背に、県道222号を最初の交差点で左折、間もなく左手に見えます。午前9時から午後6時の営業で、火曜定休です。またオンラインショップなどでお取り寄せも出来るようです。(つづく)
皮は卵とはちみつの味と香り、粒あんはしっとり。 |
小さなかごに、欲しいものを詰めて会計をする。 |
三姉妹、おでかけの目的は? |
訳ありスコップを売る店とは? |
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